
園内がだんだんと冬の空気に包まれる頃、子どもたちはクリスマスの話題でいっぱいになります。キラキラした装飾やツリーを前に、思わずはしゃいでしまう姿は本当に可愛いものです。
そんな季節にぴったりなのが、みんなで歌う「クリスマスソング」。
保育の現場ですぐに活用できるクリスマスソングの楽しみ方をご紹介します。
クリスマスソングを取り入れるねらい
季節を感じる感性を育てる
季節の行事と結びついた歌を楽しむことで、自然と季節の移り変わりに興味を持てるようになります。
歌う楽しさ・表現する楽しさを味わう
リズムに合わせて体を動かしたり、友達と声を合わせたりする中で、表現する喜びを感じられます。
集団で歌う経験を積む
みんなで一緒に歌うことで、協調性や「みんなでつくる楽しさ」につながります。
発表会やイベントにも活用できる
クリスマス会やお楽しみ会など、園行事にも取り入れやすい曲が多いのもポイントです。
園で歌いやすいクリスマス定番ソング
ジングルベル
軽快なリズムで、小さな子どもでも覚えやすい1曲。
鈴を持って歌うだけでも気分が一気にクリスマスに!
あわてんぼうのサンタクロース
日本の保育現場では定番中の定番。
歌詞の変化が楽しく、年中・年長児が大好きな曲です。
きよしこの夜
ゆったりとしたメロディで、静かな時間をつくりたいときにぴったり。
寝かしつけや帰りの会にもおススメです。
赤鼻のトナカイ
ストーリー性があり、歌いながら自然と気持ちが盛り上がる曲。
簡単な振り付けをつけても楽しめます。
年齢別の楽しみ方
0〜1歳児
・鈴・タンバリン・マラカスでリズムに触れる
・保育士が歌い、子どもは音を楽しむスタイルがおススメ
・抱っこしながらゆらゆら揺れるだけでも心地よい時間に
2〜3歳児
・「ジングルベル」「赤鼻のトナカイ」など歌詞が覚えやすい曲から
・手遊びや簡単な振り付けを加えると一体感がアップ
・クリスマス帽子や小物を使うと興味が高まる
4〜5歳児
・歌詞の意味を一緒に考えながら歌う
・お楽しみ会での発表にチャレンジ
・ハンドベルや鍵盤ハーモニカにも挑戦できる年齢
クリスマスソングをもっと楽しくする工夫
簡単なダンスや振り付けをつける
「サンタさんはどこ?」など動きを入れると盛り上がります。
楽器をプラスする
鈴・カスタネット・ハンドベルはクリスマスにぴったりの音色。
背景づくりで雰囲気UP
手作りのツリー、星空の壁面、イルミネーション風の飾りでワクワク度が増します。
衣装づくりを楽しむ
紙帽子やフェルトのサンタ帽・トナカイカチューシャなど、簡単な衣装で特別感を演出しましょう。

