何歳から?1日何時間まで?ゲーム機とのかかわり方

Kids with tablet computer. Child with pc watching movie or playing game. Educational online program for school child. Boy with digital device and gadget. Screen time and education for young kid.

「そろそろゲームを欲しがる年齢だけど、いつから与えていいの?」
「ずっとやっていて心配…時間の制限は必要?」
子どもとゲームの付き合い方は、今や多くの家庭で直面するテーマのひとつ。実は、ゲームは使い方しだいで知育ツールにも依存の原因にもなりうる存在なのです。
子どもとゲーム機のかかわりについて、年齢や時間の目安、ルールの工夫などをまとめてご紹介します。

何歳からゲームを始めてもいいの?

一般的に、ゲームを始めるのは6〜7歳頃(小学校低学年)からが目安とされています。
この年齢は、文字の読み書きや指先の操作がある程度できるようになるため、ゲームのルールを理解し、一定の自己管理が可能になる時期です。
ただし、未就学児でも「知育系アプリ」や「キッズ向けゲーム」で楽しむ家庭も増えており、年齢だけで一律に判断する必要はありません。重要なのは、「発達段階に合った内容か」「保護者が一緒に関われるか」という視点です。

1日何時間までがいいの?

日本小児科医会では、小学生は1日1時間以内、中学生は2時間以内を目安とすることを推奨しています。
ただし、「1日〇時間」というよりも、
・連続して長時間にならないこと
・ゲームの前後に家庭での会話があること
・勉強や外遊び、睡眠の時間を圧迫しないこと
といった生活全体のバランスを意識することが大切です。

ゲームのメリットも見逃せない

ゲーム=悪いもの、ではありません。種類によっては、考える力や反射神経、語彙力、空間認識などを養えるものも多くあります。ゲームのメリットを引き出すには、「内容選び」と「時間管理」が鍵になります。

・パズルやブロック系:論理的思考や問題解決力の育成
・英語や計算を取り入れた学習ゲーム:楽しく学べるきっかけに
・多人数で遊ぶゲーム:友達とのコミュニケーション力の向上

ゲームとの関わりで気をつけたいこと

“やめどき”を決めてから始める
→「あと1回だけね」「15分経ったら教えるね」と事前に伝えておく

タイマーや家庭内ルールを活用する
→「ゲームは30分だけ」「夜8時以降はNG」など、視覚化できる仕組みも効果的

遊ぶ前後で“言葉のやりとり”を大切に
→「何が面白かった?」「難しかったところはどこ?」と関心を持つことで、子どもも安心して話せます

また、ゲーム時間が長引くようになったときには、背景にストレスや孤独感がないかを見直してみることも大切です。