情報化社会に生きる現代人にとって、スマホやタブレットといったデジタルデバイスは必需品。それは子どもたちにとっても同じかもしれません。
しかし一方ではデジタルならではの弊害も懸念されているため、パパ・ママとしては買い与えるべきか迷うところ。
いつかは必要だと思っていても、ベストなタイミングか判断するのは難しいものです。
そこで今回は、わが子にスマホやタブレットは何歳から持たせるのが良いのか、持たせるときに注意したいポイントなどについてご案内します。
デジタルデバイスが子どもに及ぼす影響
結論から言うと、幼少期からデジタルデバイスに触れている子がどのような大人に育つのか、まだわかっていません。
というのも、アップル社が初代iPhoneを発売したのが2007年。スマホが一般的に普及したのは2010年前後とされています。
つまり、どんなに幼いうちからスマホデビューした子でも現在はまだ未成年なので、デジタルの影響を判断できるじゅうぶんなデータがそろっていないのです。
一方で子どもにデジタルデバイスを持たせることは、GPS機能などによる防犯や、子ども同士のコミュニケーションツール、また最近では学習デバイスとしてなど、メリットも十分にあるでしょう。
スマホやタブレットは何歳になったら触らせる?
影響がわからないとはいえ、最近ではスマホやタブレットと接するのに適正な年齢についての見解が出されるようになりました。
海外の事例や多くの研究者の意見をまとめると、ずばり「2歳」がボーダーラインと言われているようです。
逆に2歳に満たないうちはデジタルよりも、実際に物や他者に自分で直接触れる経験の方が、成長に大切なのだとも。
普段の生活の中で得られる実体験を充実させて、お昼寝や夜の睡眠時間をしっかりとらせるよう意識しましょう。
スマホやタブレットを持たせるときの注意点
2歳がボーダーとはいえ、そこは当然個人差があります。
判断基準になるのが、「おやくそく」を守れるかどうか。子どもが「15分までだよ」という約束事を守れるようになったら、遊びの一環としてスマホやタブレットに触らせるのがおすすめです。
また、小学生くらいの年齢になるとSNSに興味を持つ子が多いと思いますが、いずれのサービスも年齢制限を設けています。Facebook・Twitter・Instagram・TikTokの利用可能年齢はどれも13歳以上。LINEはそれ以下の年齢でも使えはしますが、推奨を12歳以上としています。
アプリのインストールや課金、使用時間そのものも設定で制限できるので、中学生くらいになって子どもに専用のスマホやタブレットを持たせるようになったら、保護者が使い方を管理しながら使わせるのがよさそうです。