子どもの可能性を広げる「知育」とは?

子どもの知能や豊かな心を育み、将来の可能性を広げてあげたいと願うご両親はたくさんいらっしゃいます。
近年そんなご家庭や保育施設などで注目を集めているのが、北欧諸国で進んでいる「知育」。知育は、脳がやわらかい子どものうちに適した刺激を与えることでその子の才能を引き出したり、行動力や積極性を身につけさせたりする教育です。

知育とは

そもそも「知育」とは、イギリスの学者ハーバード・スペンサーが提唱する「三育(さんいく)」という考え方をベースにしたもの。三育は一般的な学習のように学力面を重視するのではなく、「徳育」・「体育」・「知育」という3つの方面から乳幼児の才能や能力を育てるという教育法です。
徳育は道徳心を養う教育のことで、他者の気持ちを考えて行動できる人になるためのいわば心の教育。一方で体育は運動を通して健康的な体を育て、体力アップをはかることを目的とします。
そして知育は、その子が生まれ持った才能や能力、知能を育てる教育のこと。才能を引き出すのはもちろん、自分で考えたり積極的に行動する力、頭の回転を早くする力などを身につけます。さまざまな知的能力を育てることで、その子の将来の可能性が広がるのです。

 

知育でバランス良く脳を鍛えることができれば、学校の勉強だけでなく大人になった時にも仕事や人間関係で役に立ちます。
しかし知育を行うことができるのはわずかな期間です。早目にスタートすることをおすすめします。

 

子どもの知育に適した年齢とポイント

知育は脳や人格が急成長しているときに実践するのが効果的で、0~6歳くらいまでが最適だと言われています。
幼い子どもの吸収力の高さは、皆さまご存知のとおり。この時期にいろいろ経験したり、外部からさまざまな刺激を与えられたりすることは人格形成にも大きく影響します。0歳から始められる知育も多くありますが、子供が楽しんで取り組めるよう両親や保育者が協力することも大切です。
また子供の成長程度に沿って、年齢に合わせた遊び方や知育玩具を取り入れていくことも欠かせません。当然ながら一人ひとり好みも違います。知育グッズを選ぶのに迷った時には、子どもの個性や好みに合わせることを第一に考えましょう。

 

知育は暗記型や詰込み型の学習法ではありません。子どもが自主的に、楽しんで学べることが大切です。