みんな大好き「粘土」あそび

子どもはみんな粘土あそびが大好き。
粘土は創造力や想像力を伸ばしてくれるだけでなく脳を活性化させるので、知育グッズとしてもおすすめです。
保育園でも子どもたちに大人気の粘土を使ったあそびには、どのような魅力があるのでしょうか?

 

粘土あそびは知育にもおすすめ

「ちぎる」「つなげる」「つまむ」「ならべる」といった手先を使う動作をともなう粘土あそびは、脳を活性化させるのにもってこいの知育グッズ。それだけではなく、粘土のにおいや粘土板に叩きつけるときの音や力加減など、五感を刺激するので脳を発達させるのに有効だと言われています。

具体的には、

・創造力が養われる
・想像力が養われる
・自主性が育まれる
・段取りができるようになる
・集中力が鍛えられる

などのメリットがあります。

また、保護者や保育士から「○○を作ろう」などのテーマを与えずに自由に作らせる場合は自分で決断もするため、自己肯定感を育てることにもつながるでしょう。

 

粘土あそびの魅力

自分の働きかけ次第で、自由自在に形を変えられる粘土。自由な発想でいろいろなものが作れるところに、子どもたちは喜びと楽しさを感じます。
ごっこあそびや見立てあそびにもピッタリで、年齢や発達段階に応じて遊び方も変化していきます。1~2歳まではこねくり回して楽しむだけかもしれませんが、3歳ころから何かの形を作ろうと意識するようになり、4~5歳にもなると好きな乗り物や動物、食べ物などを上手に作れるようになるでしょう。

子どもたちは何を作ろうか決めたら、その姿かたちをイメージ。もっと本物に似せようと工夫します。
それぞれの過程で、先にメリットとして挙げたさまざまな能力が刺激されて伸びていくのです。

 

0歳児でもできる粘土あそび

一般的に保育園では、安全な油成分を原料にした油粘土がつかわれることが多いですが、おうちでは小麦粉粘土を使うのもおすすめ。

小麦粉粘土は薄力粉と水、塩、サラダ油などを混ぜておうちでも簡単に作れます。特に、粘土を口に入れてしまうことも多い0歳児に与えるのに安心です。食紅を使えばカラフルな粘土にすることもできます。
なお、形をそのまま残すのには小麦粉粘土は不向きですが、オーブンで焼けば残せるのだとか。

0歳のうちはまだ何かの形を作ることはできませんが、感触をじっくり味わったり、においを楽しむ子も。
手軽にできる粘土あそびで、小さいうちから前頭前野の経路を刺激しましょう。