現代社会では、お店に並ぶおもちゃのほとんどはプラスチック製。選択肢も多くそのうえリーズナブルなので、ふだん子どもに買い与えるのは当たり前のようにプラスチック製を選んでいるというパパ・ママも多いと思います。たしかに木のおもちゃはどれも基本的に高額なので、手を出しづらいイメージもあるでしょう。
しかし木のおもちゃならではの知育効果を知れば、きっと次回からおもちゃの選び方が変わるはず。
今回は木のおもちゃの魅力や知育としての効果についてお伝えします。
ぬくもりがある
「木のおもちゃにはぬくもりがある」とは昔からよく言いますが、これは感覚だけの話ではありません。プラスチックと違って木には保温性や遮熱性があるので、人が実際に手で触れると温かく感じるのです。さらに、独特の手触りや木の香り、木目などからも子どもたちは五感を刺激されます。
最近ではこうした効果から「木育(もくいく)」という新たな教育概念も注目されています。
想像力・創造性を刺激する
ご存じのとおり木のおもちゃはどれもシンプルです。ボタンを押したら音が鳴ったり光ったりといったり、といった仕掛けがないので「どうやって遊ぶか?」を子どもが自分で考える必要があります。
お友達や兄弟と一緒に新しい遊び方を考えることで、想像力や創造性が育まれます。
安心・安全
いろいろな化学物質から作られるプラスチック製と違い、木のおもちゃは自然素材なので口に入れても安全。なんでも口に入れたがる赤ちゃんに与えるのにぴったりです。そんな赤ちゃんにやさしいというだけでなく、いずれは土に返るので地球にもやさしいおもちゃだといえるでしょう。
しかもプラスチックに比べて耐久性が高いため、多少のことでは欠けたり壊れたりしません。2世代・3世代にわたって長く遊ぶことができる丈夫なつくりです。
見た目も音もイイ
ほとんどの木のおもちゃは見た目がシンプルなので、インテリアの邪魔をしません。むしろおしゃれな雰囲気になることも。これはおしゃれなママにとって一番のメリットになるかもしれません。
また、子どもはよくおもちゃを投げますが、プラスチックの場合はガチャガチャ大きな音がするため大人はもちろん、子ども自身のストレスになることも。一方で木のおもちゃの場合はまろやかな音がするためうるささが気になりません。