
寒くなると、なんとなく肌がかさかさしたり、赤くなったり…。実は、子どもの肌は大人よりも薄く、水分を保つ力が弱いため、ちょっとした刺激でも乾燥しやすい特徴があります。
「かゆそうでかわいそう…」「どうお手入れしてあげたらいいの?」
そんなお悩みを持つママ・パパへ、今日からできるおうちでの乾燥対策をご紹介します。
なぜ子どもの肌は乾燥しやすいの?
子どもの皮膚は、大人の約半分ほどの厚さ。皮脂が少なく、水分を守る「バリア機能」が未発達なので、次のような小さな刺激でも乾燥が進みやすい のです。
乾燥してかゆくなると、ひっかいて肌が傷つき、さらに赤みや湿疹につながることも。
毎日のちょっとしたケアで、トラブルを防ぎましょう。
・気温の変化
・服のこすれ
・よだれ
・手洗いのしすぎ
今日からできる!おうち乾燥対策のポイント
●お風呂の入り方を工夫しよう
入浴後は5分以内に保湿が理想的です。乾燥はお風呂上がり直後に一気に進むため、タオルで水分を軽く押さえたらすぐに保湿しましょう。
・長湯はNG! ぬるめのお湯(38〜40℃)でさっと入る
・ゴシゴシ洗いはお肌の負担に
・泡で優しく、すすぎは短めに
●保湿剤はケチらず“たっぷり”と
少しずつ塗ると、摩擦が増えてかえって肌へ負担に。手のひらに多めにとり、優しく広げるように塗りましょう。朝と夜、1日2回を目安に続けると効果が出やすいです。
乾燥しやすいのは特に以下の箇所。
・ほっぺ
・首まわり
・ひじ・ひざの内側
・手の甲
●おうちの湿度を整える
暖房を使うと、空気はすぐに乾燥してしまいます。湿度40〜60%を目安に保ちましょう。
お肌だけでなく、風邪予防にもつながります。
・加湿器を活用
・洗濯物の室内干し
・水を入れたカップを置くだけでもOK
●肌に触れるものを見直してみる
チクチクする素材は刺激になりがち。インナーやパジャマは 綿などのやわらかい素材 がおススメです。
また、よだれや鼻水がついたまま長時間過ごすと、そこから乾燥や赤みが出やすくなります。こまめに拭きつつ、拭いた後は保湿を少しだけしてあげてください。
子どもがいやがるときはどうする?
「塗るよ~」と言うと逃げちゃう子は少なくありません。
そんなときは、遊びにしちゃう作戦が有効。楽しい雰囲気にすると、すんなり塗らせてくれることもあります。
・「お肌がしっとりになる魔法クリームだよ〜」
・「ぬりぬり競争しよう!」
・親が「あ〜気持ちいい〜」と大げさに見せる


