「おもちゃのサブスク」メリットとデメリット

前回、近ごろ流行っている「おもちゃのサブスク」について、選び方のポイントをお伝えしました。
それに続いて今回は、そんなおもちゃのサブスクを利用するメリットとデメリットについてご案内しましょう。

 

サブスク利用のメリット

まずは、おもちゃのサブスクのメリットをみてみましょう。

場所をとらない

いろいろな知育玩具で子どもの能力を伸ばしてあげたいと思うのが親心。
かといってアレもコレも全部買ってしまうと、家の中がおもちゃだらけになってしまいます。また、たくさんある昔のおもちゃを処分しようと思っても、思い出があったり子どもから「まだ遊ぶ」と言われたりして、できない人も少なくないでしょう。

サブスクなら、決めたおもちゃスペースで常に収まります。もし子どもがおもちゃを返却したがらない場合は、延長や買い取りも可能。限られたスペースでもたくさんの知育玩具で遊べます。

 

高価なおもちゃで遊べる

知育玩具の中には高価なものも少なくありません。
ところが、おもちゃは買ってみないとわからないもの。高いおもちゃを買ってあげても、子どもがすぐに飽きてしまう可能性もあります。

その点、サブスクなら選べるおもちゃの価格もピンキリ。買うのをためらってしまうような価格帯のものでも、気軽に指定できます。しかも、子どもが気に入ったら定価より安く買い取りできるサービスがほとんどです。

 

マンネリ化を防ぐ

両親がわが子におもちゃを選ぶとき、無意識のうちに限界を決めつけてしまいがちです。
専門家が選んでくれたおもちゃで遊ばせることができるのも、サブスクのメリット。「まだうちの子に早いかも」と思うようなものでも、子どもは案外すぐに遊べるようになるものです。さらに、こうした成功体験によって、子どもの自己肯定感も高まるでしょう。

また、サブスクで子どもの可能性が広がることも。「クルマだけじゃなくて、パズルも好きなんだ」など、プロが選んだおもちゃだからこそ、わが子の知らない一面を発見できるのです。

そして、おもちゃが届くペースは2ヵ月おきくらいのところが多く、子どもが飽きる前に返却できます。

 

サブスク利用のデメリット

一方でおもちゃのサブスクにはどんなデメリットがあるのでしょうか?

毎月の支払い

おもちゃの場合、サブスク月額料は3,000~4,000円くらいのところが多いですが、頻繁におもちゃを買わないご家庭からすると、高く感じるかもしれません。

また、高額のおもちゃを選べばコスパが良いのですが、安いおもちゃばかり選び続けるとコスパが悪いと思う可能性も。

考え方や使い方次第になるので、納得できるサービスを選びましょう。

 

おもちゃを選べない

ほとんどのサブスクでは簡単に希望は出せますが、具体的にどのおもちゃが届くのかはわかりません。数も月に4~6個など幅があり、指定ができません。

中には個数で契約するプランもあるのでそれに申し込んだり、ずっと使えるおもちゃは自分で買って、サブスクでいろいろなおもちゃをレンタルする、という使い方をするご家庭もあるようです。

 

返却が面倒

いろいろ試せるのがサブスクの良さですが、そのぶん、遊んだあとのおもちゃを返却するのが、忙しいパパ・ママにとっては手間に感じるようです。

もちろん、交換せずにそのまま借り続けることもできるので、子どもが楽しそうに遊んでいたら急いで返却しなくてもOK。サービスによって新しいおもちゃとの同時交換か、自分で集荷依頼して返却するかが違うので、そこも契約時のポイントかもしれません。