イモ掘りにぶどう狩り…秋の収穫体験を生かした食育

秋は自然の恵みがいっぱいの季節です。収穫体験を通じて、幼児が食べ物の大切さや自然の営みを学ぶことは、食育の重要な一環。
秋の収穫体験が、子どもの知育や食育にどのように役立つのか、具体的な活動例や効果についてもお伝えします。

 

秋の収穫体験がもたらす知育・食育効果

食材が育つ過程を学ぶ

食べ物がどのように育つのかを知ることは大切です。収穫体験を通じて、野菜や果物が土や木でどのように育つのかを観察することで、食材が食卓に届くまでのプロセスを学べます。
食べ物の大切さや自然への感謝の気持ちが育まれます。

五感を使った学び

収穫体験では、視覚・触覚・嗅覚・味覚・聴覚といった五感をフルに活用します。
例えば、土の匂いや果物の甘い香り、収穫物の手触りなど、実際に体験することで感覚が刺激され、学びが深まります。五感を使った学びは、子どもたちの記憶に強く残り、知識として定着しやすいのが特徴です。

食べ物への興味と関心を高める

自分で収穫した野菜や果物は、特別な存在です。収穫体験を通じて、子どもたちは食べ物に対する興味を持ち、野菜嫌いの克服や新しい食材への挑戦意欲が高まることが期待されます。自分で収穫したものを食べることで、「食べること」の楽しさや大切さを感じるでしょう。

 

収穫体験を家庭で生かす方法

収穫物を使った料理を一緒に作る

収穫体験の後は、収穫した野菜や果物を使って一緒に料理をすることが大切です。簡単な料理でも、子どもたちが自分で収穫したものを使うことで、達成感を感じることができます。

例:
さつまいもで作る「さつまいもチップス」
収穫したぶどうを使った「ぶどうゼリー」

収穫の様子を記録する

収穫体験の記憶を長く残すために、写真や絵で記録を残しましょう。アルバムにまとめたり、収穫体験の日記を書いたりすることで、体験を振り返ることができます。

例:
収穫した野菜や果物の絵を描く
収穫体験の写真をアルバムに貼って、感想を書く

家庭菜園を始める

収穫体験をきっかけに、家庭でも簡単に育てられる野菜を栽培してみましょう。プランターで育てられるハーブやミニトマトなどは、幼児でも手軽に育てることができるのでおススメ。
日々の成長を観察することで、植物の育ち方や季節の移り変わりを学ぶことができます。

例:
ミニトマトやバジルのプランター栽培
サラダ菜やラディッシュの簡単栽培