イギリス政府公認!生まれたらすぐ始めたい「語りかけ育児」

昔からよく、子どもに語りかけることは大切だと聞きますが、言葉の意味を理解していない赤ちゃんにも、それは有効なのでしょうか?

特に子育て初心者のパパやママは、思うような反応が返ってこない赤ちゃんへの語りかけには苦手意識を持ってしまいがち。
しかし、赤ちゃんのうちから「語りかけ育児」を行うことで、赤ちゃんの脳が刺激され知育になるだけでなく、パパやママにとってもメリットがあることがわかっています。

苦手な皆さんもぜひ、今日からお子さんと言葉によるコミュニケーションを増やしてみましょう。

 

「語りかけ育児」とは?

「語りかけ育児」とは、イギリスの言語聴覚士サリー・ウォード氏が著書「Baby Talk(ベビートーク)」で提唱した育児法のこと。

生まれた直後から4年のあいだ言語による適切な刺激を与えることで、子どもの知能や精神の発達に驚くべき効果があるというものです。確実に子どもの能力が伸ばせるとして、イギリス政府も推奨しています。

そのうえ、語りかけ育児は子どもの知育としてだけでなく、親子のコミュニケーションにも最適。語りかけるパパやママのストレス解消にもつながると言われています。

とはいえ正直、0歳のうちから語りかけても意味がないように感じるかもしれません。しかし、赤ちゃんはお腹の中にいるときからママの声を聞いています。そのため、言葉では理解できなくとも、ママの気持ちの変化を感じ取ることは可能なのです。

また、お腹の中にいたころから慣れ親しんだ声を聞くことで、赤ちゃんは安心感をおぼえます。おうちで赤ちゃんと2人でいるときも、ぜひやさしい声を聞かせてあげましょう。

 

「語りかけ育児」のやり方

やり方は簡単です。
「静かでリラックスできる環境の中で、1日30分語りかける」
これだけ。

パパやママの声がお子さんにしっかり届くよう、まずはテレビなどを消して雑音のない環境を整えてください。

そして、月齢や年齢に合わせた言い方で語りかけるのですが、基本は意味を理解しやすいように短い言葉、かつ正しい文法で。覚えて使えるようにするために、同じ単語を繰り返し伝えることも大切です。

また、生まれたばかりの赤ちゃんは視力が未発達です。人の顔を目で見て認識できないので、伝わりやすいように抱っこしながらや、身振り・手振りを交えながら語りかけるのが良いでしょう。
さらに、赤ちゃんの聞き取りやすい周波数は大人より高いので、ゆっくりと高めの声で語りかけるのもポイントです。