子どもに朝食が大切な5つの理由

子どもの健やかな成長のためには朝食が大切だと昔から言われていますが、実は学力にも影響することがわかっています。
今回は、子どもに朝食を食べさせるメリットについてご案内しましょう。
朝は、特に共働きで忙しいパパ・ママにとっては1日で最もあわただしい時間だと思います。
しかし、普段から毎日朝食を食べさせているご家庭も、そうでないご家庭も、これを読めばお子さんに朝食を食べさせずにはいられないはず。

 

エネルギー補給

人間の体は、寝ている間にも少しずつエネルギーを消費しています。

前の日の夕食からかなり時間が過ぎているはずなので、起き抜けの体はエネルギー不足。補給してあげる必要があるのです。
特に脳は体内で最もエネルギーが必要な臓器。知育の観点からも、お子さんの脳を活性化させるためにブドウ糖を補給してあげてください。

とはいえ、主食だけとかお菓子やジュースだけというのもNG。主食とおかずをきちんと食べることで、血糖値の急上昇が抑えられます。

 

生活リズムを整える

人間の体には、時間の流れをつかさどる「体内時計」が存在しています。そのおかげで体は日中に活発になり、夜は休息モードになるのです。

朝食を摂ることで体にスイッチが入り活発モードになると、生活リズムがずれにくくなります。

 

体温を上げる

前述したように、夜の人間の体は休息モード。特に寝ている間は活動量の低下から、体温も下がります。

体や脳を活動的にするためには、朝食を食べて低くなった体温を再び上昇させることが大切です。

 

免疫力アップ

朝食には自律神経を整える効果も。お子さんが心身ともに健康的に成長するためにも、重要なのです。

精神を落ち着かせる神経伝達物質「セロトニン」は、別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、不足すると元気がなくなり、精神障害やうつ病にもつながります。

セロトニンの分泌を促すのは朝日を浴びることと、ものを「噛む」こと。
お子さんが毎日を元気に過ごすためにも、朝食をよく噛んで食べさせましょう。

 

排便を促す

便は眠っている間の体内で作られます。そのため、朝は1日のうちで最もスムーズに排便しやすい時間。
朝食を食べて腸を刺激することで、排便リズムが整います。

特に、保育園や学校でゆっくりトイレに行けないという子は、朝おうちで排便を済ませてから出かける習慣を身に付けさせると良いでしょう。